北砂四丁目住宅大規模修繕工事 2010年



スケジュール

◆着工前の状況@
◆着工前の状況A
◆6月24日 色彩検討委員会
◆7月26日 工事説明会

◆8月 1日 安全祈願祭
◆8月     準備工事
◆8月 9日 色見本作成
◆8月25日 現場での勉強会開催

◆9月 2日 現状確認
◆9月 2日 植木仮置き場設置
◆9月 7日 植木仮置き場 目隠し設置
◆9月 7日 Uカットシーリング跡(前回工事)
◆9月 7日 外壁モルタル浮き補修のためのエポキシ樹脂注入跡(前回工事)
◆9月16日 外壁ひび割れ状況確認
◆9月16日 ドレンの腐食とベランダ天井漏水の状況確認

◆10月 7日 外壁塗膜剥離状況確認
◆10月 7日 外壁柱に発生した仕上げモルタル浮き部分の内部確認
◆10月 7日 バルコニー手摺 水平荷重試験他試験施工
◆10月 7日 柱打ち継ぎ状況確認
◆10月14日 錆汁を伴ったひび割れを有するモルタルの浮き(鉄筋の発錆) 
◆10月14日 「ワンバルコニー仕上げまで」
◆10月14日 鉄部塗装の試験施工(案)
◆10月20日 バルコニー鼻先上部の木片
◆10月21日 梁側面上部の木片
◆10月22日 バルコニー手摺り壁、床版の大欠損
◆10月22日 バルコニー界壁の大欠損
◆10月22日 柱のひび割れからの錆汁汚れ
◆10月26日 厚いモルタルと薄い躯体
◆10月29日 顔を出すもの

◆11月 1日 バルコニー雨水排水管の詰まり補修
◆11月 4日 バルコニー鼻先の木片とモルタルと雨水の入り口(と夕焼け)

◆12月 7日 大学研究室による現場見学会(早稲田大学小松幸夫研究室の皆さん)
◆12月16日 首都圏マンション管理士会による現場見学会(城東支部の皆さん)



◆着工前の状況@

着工前の全景とベランダの状況



1972年(昭和47年)に建てられた総戸数526戸の築38年の集合住宅です。
途中のメンテナンス状況が万全でなかったのか劣化の進行が随所にみられます。
手をつけなければならない部位が多く、工事の優先順位については入念な検討が必要でした。
その中でもベランダのスチール手摺りについては、安全性の観点から、今回の工事ではアルミ製のものに交換することにしました。


◆着工前の状況A

着工前の劣化状況の一例



外壁はコンクリート躯体にモルタル仕上げとなっており、縦横にひび割れが発生しています。
錆汁の流出も見受けられますので安易にエポキシ樹脂注入というだけでは早期に再発します。
開放廊下の手摺り壁には随所に欠損が見受けられます。
最上階は14階ですので落下した破片が人にでも当たれば重大事故につながります。


◆6月24日 色彩検討委員会

色彩検討委員会による外壁等塗装色の検討状況



この住宅では、今回の大規模修繕工事の機会に大きくイメージチェンジしようということで外壁等の塗装色を検討する
委員会を立ち上げました。委員は一般から随時公募し、多くの議論を交わしながら選択肢を絞りました。


◆7月26日 工事説明会



工事説明会は近接する砂町文化センターで実施しました。
総戸数が多いので2回に分けて実施しましたが、どちらも多くの方が出席されました。


◆8月1日 安全祈願祭



着工を前に安全祈願祭が開催されました。今回は出席者を限定せず、居住者に広く参加を呼びかけました。
工事を前に、関係者一同が身の引き締まる思いをする貴重な瞬間です。


◆8月 準備工事


工事に着手するために予め施しておく準備を行います。
まずは建物奥の土地に車両を安全に誘導するために段差をスロープにします。
車両を整理して駐車するために駐車スペースを示すロープを張ります。


◆8月9日 色見本作成


こちらの物件では、外壁の塗装色を大きく変更するという方針があったことから、色彩検討委員会を設立し、
居住者の中の有志を募って喧々囂々検討しました。
また、施工会社の協力で、外壁塗装の色見本を現地に実際に塗ってみることが出来ました。

Copyright 2008-2009 OUR BRAIN アワーブレーン環境設計株式会社 All rights reserved.